社団法人 大分県臨床検査技師会 学術部

生理機能部門

呼吸機能分野

(1)肺機能検査 

  肺活量や一秒率を測定することにより、 肺や気道の機能を調べます。 この検査では、肺の容量や気道の閉塞、換気障害などがわかります。



 (2) 肺活量(VC)
  肺気量分画の最も基本となる検査で、肺の容積変化範囲を示します。
間質性肺炎や高度の肥満など、肺が膨らみにくい時に低下します。



(3) 努力性肺活量(FVC)
最大吸気後、できるだけ速く一気に最大呼出した時の肺活量を示します。
フロボリュームカーブパターンや一秒率で評価します。
気管支喘息や気管支炎など、息が吐きにくい状態の時に一秒率が低下します。

その他、機能的残気量(FRC)、肺拡散能力(DLco)、
クロージングボリューム(CV)などの検査があります。


Since 2008.9.18
Copyright (C) Oita AssoCiation of Medical Technologists, All rights reserved.